亀井宏紀(かめいひろき)行政書士事務所

2020/08/04

【再掲】ネパール人との国際結婚 その2

行政書士 亀井宏紀(かめいひろき)です。

ネパール人との国際結婚の続きです。

全体の手続きの流れは、以下のようになっています。
2から、説明します。

1 日本の役所で、婚姻手続きをするために必要な、ネパール側の書類を集める
  ↓
2 在日ネパール大使館で、ネパール側の書類に「認証」をもらう
  ↓
3 日本の役所に、婚姻届を提出する
  ↓
4 在日ネパール大使館に、日本での婚姻手続きが終わったことを報告し、証明書をもらう
  ↓
5 日本の入国管理局に、ビザを申請する

『2 在日ネパール大使館で、ネパール側の書類に「認証」をもらう』

必要な書類の、「デパートメント・オブ・コンシュラーサービス」で、認証を受けた、マリタルステータス、家族関係証明書、出生証明書が揃ったら、在日ネパール大使館に送り、大使館の「認証」をもらいます。送った書類に、大使館の押印と、外交官のサインをしてもらえます。
大使館で認証を受けるために必要な書類は

ネパール本国の認証を受けた、
・マリタルステータス、
・家族関係証明書、
・出生証明書
の各、原本

・ネパール人のパスポートのコピー

・リクエストレター
⇒これは、決まった形式のものがあるのではなく、「日本の役所に婚姻手続きのために提出する書類に、在日ネパール大使館の認証がほしいので、認証をしてください」といった内容の手紙を、英語、もしくはネパール語で申請者のネパール人本人が書きます。そのリクエストレターの下に、本人のサイン(署名)、住所も記入します。

・認証費用 1枚につき6000円、3枚なら18000円必要、これを現金で送る。

・返信用のレターパック(赤色のレターパック、返信先の住所を記入しておく)

以上が、必要なものとなります。

なお、現金は、現金用封筒でしか送れず、その現金用封筒もサイズが大きくないので、中に返信用のレターパックを入れて、一緒に送ることができません。
よって、現金は、現金用封筒で、認証が必要な書類は、返信用のレターパックも入れた、レターパックで分けて、大使館に送ることになります。
その際に、現金用封筒の中に、「別便で、認証が必要な書類を送っています」と記した手紙をいれておきます。あと、送り主の名前は、現金用封筒と、レターパックで同じにするようにします。宛先は、

〒153-0064 東京都目黒区下目黒6-20-28 福川ハウスB
ネパール連邦民主共和国大使館 領事部
まで送ります。

『3 日本の役所にて、婚姻の手続きを行う』

在日ネパール大使館から、認証済の書類が返却されてきたら、日本の役所で、婚姻の手続きを行います。日本人とネパール人の両方が、役所に行きます。
必要書類は、先ほど案内したとおり、

【日本人側】
・身分証明書(運転免許証や、パスポート)
・婚姻届

【ネパール人側】
・マリタルステータス
・マリタルステータスの日本語に訳したもの
・家族関係証明書
・家族関係証明書の日本語に訳したもの
・出生証明書
・出生証明書の日本語に訳したもの
・申述書

です。
なお、ネパール人の本人の国籍を確認する必要があるため、手続きの当日は、ネパール人のパスポート及び、あれば、在留カードも持参します。
婚姻手続きが完了したら、「婚姻届受理証明書」がほしい旨を役所の担当の方に言って、発行してもらいます。原則、即日発行してくれます。この「婚姻届受理証明書」をネパール大使館に送って、入国管理局に提出する書類を発行してもらいます。
また、ビザ申請の時に「戸籍謄本」が必要ですので、これもほしいことを担当者に伝え、申請しておいてください。
戸籍謄本には、相手方配偶者の名前が入りますので、発行までに日数がかかります。

あと、書類とは関係ありませんが、日本の役所で婚姻届をだす前に、二人で婚姻届の紙をもった写真を撮っておいてください。
ビザ申請の時に必要な、スナップ写真として、その写真も提出します。

お困りのことがありましたら、お気軽にご相談ください。

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