亀井宏紀(かめいひろき)行政書士事務所

2024/03/15

外国人入国記録(EDカード)

行政書士の亀井宏紀(かめいひろき)です。

観光などの目的で特定の国に入国、または出国する際に提出を義務付けられているものとして、出入国カードがあります。おもに出入国者の審査を簡便化することが目的のカードで、中国やアメリカ、シンガポールなどさまざまな国で導入されています。英語でEmbarkation Disembarkation Cardと書き、略してEDカードとよばれることもあります。

出入国カードは、旅行先等の国に到着する前に飛行機内で客室乗務員から渡され、機内で記入することが多く、氏名や生年月日、滞在先、滞在日数、入国目的などを記入します。旅行先等の国に着いた際、パスポートとともに記入済みの出入国カードを入国審査カウンターの審査官に提出することで、入国手続きがおこなわれます。記載内容に問題がなければ、出入国カードと入国スタンプが押されたパスポートが返却されます。出入国カードのほかに税関申告書の提出が求められることもあります。税関申告書は、テロの未然防止や国際犯罪組織などによる密輸阻止の観点から、多くの国で提出が求められています。具体的には、氏名、生年月日、居住地、旅行先に何を持ち込むかなどを記載します。

これら出入国カード・税関申告書は、日本人が外国を訪れるときもそうですが、外国人が来日する際にも同じように提出が必要となります。外国人が来日する際の出入国カードは、外国人入国記録とよばれています。

外国人入国記録については、
(1)日本語・英語・中国語(繁体字)併記版、
(2)日本語・英語・中国語(簡体字)併記版、
(3)日本語・英語・韓国語併記版
の3種類があり、記入にあたっては、英語または日本語で記入しなければなりません。また、外国人入国記録は、電子化されており、これまで紙に記入しなければいけなかったのが、オンライン上でおこなうことができるようになりました。
対象者は、新規に入国する外国人(再入国(みなし再入国含む)及び特例上陸は対象外です。)で、Visit Japan Webというサイトにアカウントを登録した上で、アプリ上の外国人入国記録メニューを利用することとなります。外国人が来日する場合にも税関申告の必要がありますが、これもVisit Japan Webでおこなうことができます。

https://services.digital.go.jp/visit-japan-web/

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